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ともに働く仲間を募集します(森林施業プランナー)

林業といえばチェーンソーや重機をイメージしてしまいますが、そのような現場作業を進める上で欠かせないのが「森林施業プランナー」の存在。

どこの山の木を伐り出すのか、どのような順序で作業していくのかという計画を立て、山林所有者や行政、林業事業体の合意を図りながらプロジェクトを進めていく仕事です。

今回、高島市森林組合が「森林施業プランナー」を新たに募集するにあたり、実際に働いている人に話を聞いてみたいと思います。

もがきながらビジョンを描く

まず8年間森林施業プランナーとして働かれている桂田さんに話を伺います。この仕事との出会いは偶然だったと言います。

「高島市内で仕事を探していたときに、森林組合に知り合いがいて。特に林業に興味があるわけではなかったんですが、できることならなんでもやりますと応募しました。」

林業の仕事というとあまり馴染みがないですが、不安は感じなかったのでしょうか。

「募集要項に経験は問わないって書いてたから(笑)。 実際入ったらそんな難しいことはないですよ。普通にコミュニケーションを取って、ひとつずつ仕事を覚えていったら大丈夫。」

未経験からスタートしたプランナーの仕事でしたが、入ってからはたくさんのことを学んだと言います。

「プランナーって何でもやらんとあかんのですよ。だから何でも知ってないといけない。山づくりのことはもちろん、そこから出る木材や、地域性、補助金のこととか。地域性というのは、そこの山の植生についてはもちろんのこと、その地域の人間関係や歴史についての理解も必要です。どういう人がいて、その人がどこの山を持っていて、どうやって山林経営してきたかということ。」

自然や行政、山林所有者、木材流通業者など、様々な立場の人の間に立って、みんなに納得してもらえる落とし所を探る。なかなか難しそうな仕事ですね。

「あちらを立てればこちらが立たずということも多いですし、いろいろな制約はあります。でもそんな中でもがきながら、どこに作業道をつけてどう伐り出すかを考えたり、将来を見据えて山づくりのビジョンを描いたり、林業の企画や計画に関われるのはプランナーならではだと思います。そんなことを一緒に話し合いながらやっていける人が来てくれたら嬉しいです。」

他に「こういう人と一緒に働きたい」という希望はあるのでしょうか。

「人間関係のしがらみが嫌で山の仕事に就きたいという人には難しいかもしれません。営業的なスキル、お客さんと喋って気に入ってもらうスキルも必要です。他にはIT系に興味がある人に来てもらいたいですね。ドローンなどの電子機器を使う機会も増えていますので。現時点で完璧にできる必要はないですが、ITに対する意欲を持った人に来てもらえると嬉しいです。」

林業界の中では新技術の取り入れに積極的な高島市森林組合ですが、業界全体が一般企業と比べるとITの側面では遅れ気味。ITスキルを生かしたいという人には活躍の場がたくさんありそうです。

まさにやりたかったことができる仕事

続いて、桂田さんの上司でもある岩松さんにお話を伺います。

もともと人に自然の大切さを伝えたいという想いから、子供を山へキャンプに連れていく組織で働いていました。

その後しばらくして、もっと自分が直接的に山の環境改善に関われる仕事がしたいと思うようになり、知り合いに相談したところ「それ、森林組合でできるよ」と助言をもらったそうです。

「たしかに林業雑誌でプランナーという人がいるというのを見たなと思い、高島市森林組合に就職しました。実際働いてみると、どんぴしゃり。まさに自分のやりたかったことが実現できる仕事でした。」

そこまで言い切れる仕事に出会える人は少ないと思うのですが、具体的にどういうところが「どんぴしゃり」だったのでしょうか。

「ある山を整備したいという山林所有者がいたとして、まずどういうふうな山にしていきたいか話し合います。このくらい伐ると何年後こうなるということも考えて、作業道はこのように作りましょう、などと決めていく。すると、暗かった山が明るくなったり、山が生まれ変わっていくのを見ていると、まさにこういうのがしたかったなと。」

山林所有者の想いに答えていく中で、これまでのスギやヒノキなど針葉樹に偏った林業から、広葉樹の需要に応える施業にも新たに取り組み始めたそうです。

「スギやヒノキの山しか仕事はできないんだという思い込みがありました。でも高島の森林の約半分は広葉樹(=雑木林)なんです。これをなんとか活かしたいと思いました。」

そうは言うものの、基本的に行政の補助金はスギやヒノキといった針葉樹(=人工林)を想定して作られていますが、どう乗り越えたのでしょう。

「補助金といっても、それを運用するのは人なんです。行政の担当者と膝を突き合わせて、こういう想いでやってるんですとじっくり話し合いをしていけば、理解してもらえることもあるんです。補助金の枠に縛られて考えていたら、補助金の枠の中のことしかできないんです。そうではなくて、補助金をうまく活用しながら、いかに自分の理想に近づけていくか。そこがぼくらプランナーのやりがいというか、力の見せ所なんです。」

そうやって行政の担当者と何度も話し合いを繰り返すことで、ようやく広葉樹の施業にこぎ着けたそうです。最近では有名家具メーカーから問い合わせがあるなど、広葉樹の引き合いも増えてきているそうです。

自然のペースに合わせた林業を

最後に話を伺ったのは組合長の清水さん。最初にある写真を見せてくれました。

「これは昭和43年の写真です。『造林を進めよう』とあるように、このときはとにかく植えて育てる段階だったんですよ。木を植えるのにとにかく人が足りなくて、四国や九州からもたくさん人が働きにやってきました。そのとき植えた木が今いっせいに収穫のタイミングを迎えています。」

ただ、高島市に限らず、その伐採が追いついていないのが日本の林業の課題だそうです。

「最近では木が大きくなりすぎて伐る前に風や雪で倒れるという災害も起こっています。木は十分に成長しているのですから、収穫したらいいんです。ですが計算上では、高島市で毎年成長する木の材積の10分の1程度しか伐採できていません。」

危機感をにじませる清水さん。

「組合は今の10人余りの職員でできる範囲の仕事をやっています。補助金に縛られている面もあります。でもそれではダメなんです。人手や補助金を基準に考えるのではなく、資源の量、自然のペースに合わせた林業をしていかないといけません。」

そこで重要になってくるのがプランナーの仕事だと言います。

「今までなかなかお金にならなかった山が、ここ1、2年はウッドショックの影響で木材価格が上昇しています。我々にとっても山林所有者にとっても今がチャンスなんです。そういうことをきちんと伝えて合意を得ていく、それはプランナーの重要な仕事のひとつです。」

また高島市森林組合は、意欲のある人にとってはとてもやりがいのある職場だと言います。

「高島市は山の資源量や伐り出しやすさという点では、滋賀県内でもトップレベルです。ドローンや高性能林業機械などの先端技術も積極的に導入していますし、今後は森林を活用したサービスの可能性も模索したいと思っています。」

山のポテンシャルもあり、新しいチャレンジにも前向きな姿勢。やる気さえあれば色んなチャレンジができそうです。

「昨年はイギリス人の職員も採用しました。多様性も推進していきたいです。女性や新卒の方、もちろん林業未経験でも大丈夫。未来に向かってチャレンジしたいという気持ちを持った人に来てもらいたいですね。」

難しい課題にも前向きに挑んでいく力強さを感じる取材でした。

※写真撮影時のみマスクを外してもらいました。

(文・写真:阿波屋 泰喜)

<参考記事>
昨年入社したメンバーの紹介(森林組合だより25号P7)[PDF]
2021年度の職員募集記事(しがと、しごと。)

募集要項

法人名高島市森林組合
募集職種森林施業プランナー
雇用形態正社員
応募資格未経験可、経験者優遇
求める人物像どんなこともていねいに前向きに取り組めて、チームワークも大切にできる方
勤務地滋賀県高島市朽木野尻364-2(滋賀県高島市内一円)
勤務時間8:30-17:30  ※休憩1時間
給与給与(基本給) 162,000円~220,000円(年齢および経験により優遇)
扶養手当、管理職手当、資格手当、通勤手当、超過勤務手当
賞与3回(前年度実績) 賞与月数4.5月(前年度実績)※業績に応じて変動

《参考年収》
32歳(入社10年目):年収450万円
36歳(入社17年目):年収500万円
43歳(入社22年目):年収600万円
待遇交通費全額支給・健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険等加入
WEBサイトhttps://takashima-forest.jp/
メッセージ都会にはない魅力がここにあります。
山や森の緑や空気、水、光を五感に感じて仕事に取り組みます。
この魅力に共感してもらえる若人のご応募を待っています。
選考プロセス1)下記フォームよりエントリーし、返信をお待ちください。
2)履歴書・職務経歴書を指定メールアドレスまで送信してください。
3)書類審査後、採用不採用に関わらず2週間以内に連絡いたします。
4)面談、筆記試験の実施。
5)面接後、合否に関わらずご連絡いたします。
6)採用決定

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